突然ですが、皆さんには家族に絶賛される十八番レシピはありますか?
我が家は「プリン」です。
しかも、野田琺瑯バットを使って作るちょっと固めな特大プリン。
(この琺瑯バットは18.3×12.5×6.2cmのサイズがあります。)

結婚してから何度も作っていて、これだけはパパとSoyaのお墨付きをもらえた1品です。
(Soyaの出産後に初めてパパに作った料理は、プリンでした。)
今日は、我が家で定番の野田琺瑯バットを使ったプリンの作り方をご紹介します。

プリン作りに対してこんなイメージを持っているママはいませんか?
- プリン型を揃えるのが面倒くさい
- プリン型をいちいち洗うのが面倒くさい
- 一度に食べ切らない時の保存が大変
しかし、今回ご紹介するプリンの作り方を知れば
- プリン型を揃える必要なし!
- プリン型を洗う手間なし!
- 食べ切らない時の保存が楽!
プリン作りのハードルが一気に下がります!
甘さを控えめにしてあるプリンのレシピなので、卵や乳製品アレルギーが無ければ離乳食期の小さな子どもでも安心して食べることができます。

ママのおやつ作りの参考になれば嬉しいです。
野田琺瑯とは

我が家のプリンレシピに欠かせないのが「野田琺瑯」。

野田琺瑯がどんなものかご存知でしょうか。
はじめに「野田琺瑯」についてあまり知らないママに向けて簡単に説明したいと思います。
「もう知ってるよ!」というママは飛ばして読み進めていっても問題ありません。
野田琺瑯は、日本国内にある琺瑯の老舗メーカーです。
強さを持つ鉄と、美しさを持つガラスの良いところどりをしたのが琺瑯の特徴。
- とても丈夫
- 錆びにくい
- 耐久性も抜群
そのまま火にかけたりオープンで使うことができるので、料理にはとっても使い勝手が良いものなんです。
調理器具として使う上で重要なポイントを押さえていますね。
また、琺瑯は酸や塩分に強く食材や料理の質を変化させにくいので、保存容器としても最適です。
これらの優れた特徴から野田琺瑯はお家のキッチンツールだけではなく、衛生用品や理化学用品などの琺瑯製品としても使われています。

使い勝手を最優先したシンプルなデザインにこだわりを持っている野田琺瑯は多くの人たちに長年愛されています♪
結婚祝いにいただいた野田琺瑯は、我が家でも大活躍してくれています。
- 漬物の容器
- 料理の保存容器
- お菓子作りのツール
様々な種類がある野田琺瑯ですが、今回は「レクタングル深型M」という琺瑯バットを使ってプリンを作っていきます♪
野田琺瑯バットを使ったプリンの作り方

今回は、「レクタングル深型M」という琺瑯バットを使います。
我が家では、オーブンや蒸し器の代わりに土鍋を使って蒸しあげて作っていきますよ。

オーブンや蒸し器でも作ってもOKです。
【野田琺瑯バットでプリン作り】材料と道具

材料はいたってシンプルです。
【プリン液】
- 卵(Mサイズ) 3個
- 牛乳 350㏄
- 砂糖 40g
【カラメル】
- 砂糖 40g
- 水 大さじ2
- 水 大さじ1(仕上げ用)
- 野田琺瑯(レクタングル深型S)
- 小鍋
- ボウル
- 泡だて器
- 茶こし
- アルミホイル
- 土鍋orオーブン
【野田琺瑯バットでプリン作り】作り方

小鍋に砂糖と水(大さじ2)を入れて中火でこげ茶色になるまで煮詰めます。
カラメルを煮詰めるのってなかなか難しいのですが、少し焦げた匂いがしてくるまでじっと待ってください。

ちょっとだけ待ってから仕上げの水を入れて少し煮詰めると◎
鍋の中のカラメルの色はこんな感じです。
小鍋から少し焦げた匂いがしてきたら、仕上げ用の水(大さじ1)を加えてカラメルを少しゆるくします。
しっかりと煮詰めた苦目のカラメルだと全体的に大人な味のプリンに仕上がります。
反対にうっすら茶色が付く程度のカラメルだとお子様向けの甘目なプリンに仕上がりますよ。
完成したカラメルを琺瑯バットに注いでいきます。
カラメルは琺瑯バットにに入れるとこのような色です。

完成したカラメルは常温で冷まして粗熱を取っておきます。
鍋に牛乳と砂糖入れて人肌程度に温めていきます。
その時に使う鍋は、カラメルを作った時に使った小鍋でも大丈夫です。

私は鍋についたカラメルを洗うのが面倒なので、そのまま使っています。
牛乳を沸騰させてしまうと巣ができやすいプリンになるのでご注意ください。
ボウルに卵を入れてよく溶きほぐしてください。
白身の固まりがあまり残らない状態まで溶きほぐすのがポイントです。
しっかり溶きほぐすしておくと、後で行う裏ごしが楽になりますよ。
STEP1で鍋に入れた砂糖が溶けたら、STEP2のボウルに注いで卵と混ぜ合わせます。
泡立て器を使いながら混ぜ合わせていくと上手く混ざります。

片手で鍋、片手で泡立て器のイメージです。(ボウルを抑える手がもう一本欲しい…。)
茶こしを使ってプリン液をしっかりと裏ごしをしていきます。
裏ごしをするのとしないとでは、出来上がったプリンの滑らかさが天と地ほどの差が出ます!
この裏ごしが仕上がりの肝になるので、面倒でもしっかり行ってくださいね。
片手でボウル、片手で茶こし。ゆっくりと裏ごしをしていきます。


さらさら~と簡単に裏ごしされた時は、心の中でガッツポーズをしています。笑
もし白身が固まりが残っていて最後まで裏ごしができなければ、そのプリン液は諦めて使わない方が◎。
裏ごしをした時のプリン液の固さによって、蒸す時間を短めに設定して様子をみることもあります。
この時にプリン液が「どろどろ」と固い場合は、牛乳を温めすぎている証拠なので次回作る時の目安にすると良いと思います。
鍋の深さ1㎝位になるように水を入れて、沸騰させます。
沸騰した鍋にアルミホイルを被せた琺瑯バットを入れて蓋をします。

そのまま弱火で10分〜12分ほど蒸していきます。

プリン液が固めだった場合は、7分くらい蒸して一度様子を見ます。
竹串をさしてプリン液が出てこなければOKです。
プリン液に火が通ったら鍋の蓋を開けてアルミホイルを取ります。

固めのプリンが好きなので、粗熱が取れるまでそのまま放置しておきます。
もし、柔らかめがお好きであれば鍋から取り出して粗熱を取ってくださいね。
天板にお湯を1cmほど張り、160℃に予熱したオーブンで30分〜35分蒸し焼きにします。
竹串をさしてプリン液が出てこなければOKです。
プリン液に火が通ったら、オーブンの中で10分放置します。
柔らかめのプリンが好きな場合は、すぐに取り出し常温で粗熱を取ってください。
【野田琺瑯バットでプリン作り】作り方のポイント
プリンを作る時のポイントとして少し補足をしておきます。
- 容器を変えた場合には蒸す時間が変わる
- 張る水の量によって蒸す時間が変わる
- 水の量が多い:蒸す時間が長い
- 水の量が少ない:蒸す時間が短い
- 蒸す時にはアルミホイルを被せる
今回は、野田琺瑯バットを使ったプリンの作り方をご紹介しましたが、容器を変えて作ってもOKです。
ただ、容器を変えると蒸す時間が変わってくるので時々様子を見ながら蒸してみてください。

水の量によっても蒸す時間に影響があります。
水の量が多いと温度が高くなりにくいので蒸す時間が長くなり、少ないと温度が高くなりやすく蒸す時間が短くなるからです。
温度が高いと巣が出来やすいので要注意です。
プリン液を蒸す時にはアルミホイルを被せていますが、竹ぐしで確認した後は同じように被せてあげてください。
オーブンの時も考え方は同じです。

スイッチを入れたら放置。ではなく様子を見てあげることが大事なんですね。
失敗した?!プリンの失敗の原因と対策方法

レシピ通りに作ったのに失敗してしまうことってありますよね。
何回も同じレシピで作っている私でさえ、今でも「失敗?かなぁ~。」と思うことはあります。
プリンを作る上での失敗は大きく分けて2つ。
「巣が入ってしまうこと」と「固まらない」です。

それぞれの原因と対策をみていきましょう。
【プリンの失敗の原因と対策方法その1】プリンに巣が入る
プリンに巣が入った時に考えられるのは、加熱のしすぎです。
加熱のしすぎで、プリン液の中にある水分が蒸発してしまい小さな穴(巣)ができてしまうことが原因。
味自体に問題はありませんが、滑らかさがなくなって固~いプリンに仕上がります。
巣を作らないための対策は3つあります。
- 卵を混ぜすぎない
- 蒸す時の温度を低くする
- 蒸す時間を短くする
プリン液を作る時に卵を良く溶くことは大切なのですが、卵を混ぜすぎて泡立ってしまうと卵に空気が入ってしまいます。
そのせいで蒸す時に巣が入りやすくなってしまうことも…。

混ぜる時は、ボールの底を擦るように混ぜると泡立ちにくいですよ。
蒸す時に張る水が少ないと鍋の中の温度が高くなりすぎてしまうことがあります。
温度が高すぎると巣が入りやすくなってしまうのです。
ベストな温度は80℃~90℃。

いや、そんなこと言われても分からない。
鍋が「ボコボコ」と音を立てている時は90℃以上になっているので、火を弱くするか水を加えてみてください。
蒸す時間が長くなると巣が入りやすくなってしまいます。
これも、加熱のしすぎで水分が余計に蒸発しまうんですね。
まずは、時間通りに様子を見てみてください。
加熱の温度に不安がある時は、短めに時間を設定して様子を見てもOKです。
その後に様子を見ながら時間を少しずつ伸ばしていけば大丈夫ですよ。
【プリンの失敗の原因と対策方法その2】プリンが固まらない
プリンが失敗になる原因としてもう一つあるのが「プリンが固まらない」です。
原因は2つあります。
「プリン液の牛乳が多い」と「加熱が足らない」こと。
プリンが固まるようにする対策は3つあります。
- プリン液の牛乳を少なくするor卵の数を増やす
- 蒸す時の温度を高くする
- 蒸す時間を長くする

巣が入る時と反対の対策が多いですね。
水分が多いと固まりづらくなり失敗しやすくなることがあります。
Mサイズの卵ではなく、Sサイズの卵でプリンを作ろうとすると固まらない問題が起こることがあります。
卵の量にに対して牛乳が多いとプリン液が白っぽくなるので、牛乳の量を少し減らすか卵の数を1つ増やしてみてください。
卵の卵白は約60℃、卵黄は約80℃で固まると言われています。
蒸す時の温度が低すぎるとなかなか固まらず、ゆる~いカスタードクリームみたいなものになってしまいます。
鍋だとなかなか温度の管理をするのが難しいのですが、鍋が「ボコボコ」と言わない程度の弱火を心がけてみてください。

我が家はIHクッキングヒーターの2で蒸しています。
プリン液の状態に対して蒸す時間が短いとなかなか固まらないということがあります。
まずは、時間通りに蒸してみることがポイントです。
「あまり固まらないなぁ~」という時は、5分プラスするなど少しずつ時間を延ばして固めるようにしてみてください。

どうしても固まらない時には、食パンを使ってパンプディングにしましょう♪
プリン液をミキサーで滑らかにしたら食パン入れて、160℃のオーブンで10分!
パンプディングの完成です♪
さらっさらしたプリン液の場合に、フレンチトーストにしてしまっても良いですね。
まとめ
我が家の定番「野田琺瑯バットを使ったプリン」。
今回も無事に完成しました♪
ちょっと卵が大きめだったのか、今回は黄色が強いプリンです。

野田琺瑯バットで作るお菓子には「ケーキ作り」や「焼き菓子」のレシピが多く紹介されていますが、
- プリン型を揃える必要なし!
- プリン型を洗う手間なし!
- 食べ切らない時の保存が楽!
これらの点から「プリン」というのも、なかなかのおすすめです♪

思い立ったらすぐ作れる簡単さから一時期私がプリン作りにハマってしまったほど。
冷蔵庫に野田琺瑯プリンが常に眠っている時がありました。
それだと流石にパパのテンションが上がらないので、今はたま~に作るようにしています。
こうやってたま~に作ると…

一瞬にしてこれですよ。笑
真ん中から食べるのが好きみたいで…素晴らしい食べかけでごめんなさい…。
それだけ気に入ってくれているので、また忘れた頃に作ろう思います。
お家にある身近な材料で作れるプリンを「初めてのおやつ」として子供に作ってみてはいかがでしょうか。
それでは!
ママが今日も1日顔晴れますように♪